薬剤の組み合わせ注意
抗甲状腺薬や甲状腺ホルモン薬の投与中は甲状腺機能の変化に対応して、ジギタリス製剤の血中濃度が変動することや、クマリン系抗凝血薬の血液凝固能が変化することから、これらの薬剤と併用する場合には、注意が必要です。
特に気を付ける薬剤の組み合わせは、チラーヂンSとジゴキシンです。
これは、甲状腺機能亢進状態では、代謝や排泄が促進されているため、ジギタリス製剤の血中濃度が低下し、甲状腺機能低下状態では上昇するとの報告も上がっています。
抗甲状腺薬の投与によって甲状腺機能が正常に戻ると、ジギタリス製剤の血中濃度が上昇し、甲状腺ホルモン薬の投与によって甲状腺機能が正常化すると、ジギタリス製剤の血中濃度が低下します。
このように各治療薬の投与によって、甲状腺機能が正常化すると血清ジゴキシン濃度が変化するため、併用する場合はジゴキシンの血中濃度をモニターするなどの注意が必要です。
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